当社の新製品は、技術部の方々が試作を重ね、開発設計した後、「生産準備」と呼ばれる量産化に向けた段階に入ります。この工程において、生産ライン全体の立ち上げや管理を行うのが私たち生産技術部の役割。現在私は、次期スバル車に搭載される「ローラアーム」と呼ばれるエンジン部品のプレス加工工程の生産ライン立ち上げを担当しています。「どのような金型を設計すれば、効率良く生産できるか」「ラインをどのような流れで組み立てれば生産スピードが上がるか」など、検討しなければいけないことはたくさんあります。一連の加工の流れを検討し、生産ラインを設計するだけでなく、資材や材料の手配、各種機械設備の発注、試作金型の開発トライ(テスト)など、さまざまな部署と連携し、各所のスケジュールを管理しながら進めていきます。当社の社員は、気さくでフランクな人ばかりで、困ったときには助け合える風土なので、とてもノビノビと仕事ができる環境です。また、ものづくりの一連の流れに一貫して携わることができるのも、生産技術の魅力。私にとって最高の「ものづくり修行場」です。
「品質は、現場で流した汗の量に比例する」。妥協しないものづくりを。